マイペースで

暦では二十四節気で大暑-次候。七十二候では、「土潤うてむし暑し」だとか。つまり、1年中で一番蒸し暑いと言われるころです。しかし、受験生にとっては、まさに正念場です。周りの友だちを見ると、自分だけが遅れているようで焦ってしまうかもしれませんね。でも、焦っても何もいいことはない。自分の計画に沿って、マイペースで着実に勉強して欲しいものです。

さて、エイティエイトでは、小学校改訂の仕事の真っ最中で、超多忙です。にもかかわらず、というか、いつもそうなのですが、社内は本当に静かです。各自、担当の仕事に専念しているからです。電話も滅多にかかりませんし。それでも、ときどき誰かがキーボードをたたく音が聞こえます。「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ、シャカ……」あ、速い! 私も負けずに「シャカ-シャカ-シャカ」 あ、間違えた! やはり、キーボードを打つ速さは、思考の速さに比例するのでしょうか。私もマイペースでいくことにしましょう。

(ちなみに弊社の夏休みは13・14日。10日は土曜日ですから、5日間の連休ということです。)

懐かしい

昼休み、近くの小さな公園で休んでいると、5歳くらいの女の子とお母さんがやってきました。女の子は、手をつないだお母さんの顔を見上げながら、「ママ、この公園、日曜日にも来たよね、懐かしいねえ!」と、嬉しそうに言います。お母さんは、「そうねえ。」と言って、ちょっとおかしそうに微笑んでいました。「懐かしい」とは、辞書によれば「昔のことが思い出されて心が惹かれ、慕わしく思う様子」などと書かれています。しかし、5歳くらいのこの女の子にとって、「昔」とはいつのことでしょう。過去のことはみんな「昔」にちがいありません。2、3日前にもお母さんとこの公園に来た、その時の楽しかったことが思い出されて嬉しくなったのでしょう、…と、考えると、私たち大人にとってはちょっと違和感のあるこの「懐かしい」も、その女の子にとってはふさわしい言葉だったのかもしれません。

さて、4月に入社したエイティエイトの新入社員も、3か月の試用期間を経て、いよいよ来月からは正社員です。現在は、先輩社員の教えに従ってあれこれを手伝っているのですが、7月からは独立して自分の担当を受け持たなければなりません。〝ああ、試用期間が懐かしいなあ″という言葉を彼女から聞くようなことがないように願っています。

 

梅雨

6月=梅雨 の定義どおり、梅雨です。お天気っていやに律儀(?)ですね。空も空気もどんよりとして、あまりいい気分ではありません。暦を見ますと、6月11~15日ごろは、二十四節気では「芒種」(ぼうしゅ)、穀物の種をまく時季、そして、七十二侯では「腐草為蛍」(腐れたる草蛍となる)だそうです。梅雨で腐りかけた草が蛍となって光を放ち始める、ということだとか。濡れた草の下から蛍がスーっと舞い上がる、そんな光景を目にしたいものですが、都会では叶いそうもありません。雨に濡れる紫陽花の花が、ひと時、梅雨の憂さを忘れさせてくれるばかりです。

さて、そんな中でもエイティエイトでは、みんな大忙しです。連日、夕方になると、宅配便の出荷物が山と積まれます。在宅の編集者に執筆を依頼するための資料です。大体6月いっぱいか7月中旬頃までに原稿を仕上げてもらいますが、それからも社員の仕事は大変です。執筆者の原稿を吟味検討してリライトしたり、入稿のための組版の指定をしたり。入稿を終えると一息ですが、それもほんのひと時で、初校が出、さらに再校が出、……休む暇もありません。しかし、これが私ども編集プロダクションの仕事です。梅雨だろうが、猛暑だろうが、やるのみです! しかし、昨日今日は梅雨の晴れ間。しばしの青空を楽しみたいものです。

 

令和元年

樹々の若草色があっという間に濃い緑色に変わり、元号も平成から令和に変わりました。いっとき脚光を浴びていた「万葉集」第5巻も、今やひっそりと本棚に収まっています。カウントダウンまでしたあの騒ぎを思い出すと夢のような気がしますが、とりあえず、「令和」の時代が、その字義のとおり、「麗しい日本」と言える時代であることを祈るばかりです。

さて、エイティエイトでは、連休終了とともに慌ただしい日々が始まっています。小学校教科書改訂に伴う仕事が具体的に始まったからです。社内の担当者は版元さんのご説明をお聞きして、しかるべき執筆者に原稿を依頼したり、見本原稿を作成したり、それに加えて、6~7月納期の仕事の完成を急いだりと大忙しです。教科書改訂を中心にしたこれらの慌ただしさは、私どもの仕事にとっては、元号が変わろうと何ら変わるものではありません。

お花見

花より団子

 

4月5日(金)、エイティエイト恒例のお花見をしました。穴八幡神社境内の満開の桜を見て、…という予定だったのですが、境内にはちらほら咲き始めたしだれ桜が、1、2本あるばかり。静かな境内を散歩して、早々にお店に入りました。この日はお花見を兼ねた新入社員歓迎会でしたので、新しい仲間を囲んで賑やかで楽しいひと時を過ごしました。

…それにしても、いつも不思議に思うのですが…花は、向日葵とチューリップやバラしか知らないような人でも、桜といえば大騒ぎ。毎年今か今かと開花を心待ちにし、満開の桜に心を弾ませます。そんな落ち着かない心を、在原業平は〝世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし″と詠んでいますね。桜大好きの代表は西行でしょうか。辞世の歌〝願わくば花の下にて春死なんその如月の望月の頃″はあまりにも有名です。そんな西行ですから、人々が花見に群れ来るのが目障りだったらしく、〝花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜のとがにはありける″と嘆いています。満開の桜が華やかで美しいだけに、はらはらと散る姿にも人々は心を動かされるようで、紀友則の〝久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ″には、作者のせつない心騒ぎが感じられるように思います。私などは、良寛さんの辞世の句〝散る桜残る桜も散る桜″にはドキッとさせられますが、ま、それはさておき、〝酒なくてなんでおのれが桜かな″…楽しく飲んで食べて桜を謳歌したいものです。

 

編集プロダクションフェア

3月14日、神保町の日本出版クラブホール会議室で、第4回編集プロダクションフェアが開かれました。出版社や印刷会社の方々、または編集に興味のある学生さんたちにも、私どもの仕事を見ていただく催しです。AJECの会員社であるエイティエイトも出展し、編集制作に関わった作品を展示、ご紹介いたしました。

普段、書店に並んでいる書籍からは私ども編集プロダクションの影も形も見えませんが、縁の下の力となっていることを知っていただければ嬉しく思います。

←エイティエイトのブースでお店番(?)をしている社員たち

やはり、春はいいものです!

今、二十四節気では‟啓蟄“だそうで、虫が苦手な私は、そんな虫さんたちと遭遇しないことをひたすら祈りつつ、庭に春の苗を植えています。
今年の冬は雪かきをするほどの雪も降らず、ありがたくはあったのですが、何か忘れ物をしたような気もして、春が来た嬉しさも例年に比べていまひとつといったところでしょうか。
それでも、狭い庭には例年どおり水仙やクロッカスが咲き、…やはり、春はいいものです。
さて、エイティエイトは、この4月から新しい仲間を一人迎えます。久しぶりの新入社員なので、みんな、大いに期待しています。やや澱んできたエイティエイトの空気にも新しい風が吹くことでしょう。…やはり、春はいいものです。

HP、リニューアル

エイティエイトのホームページをリニューアルしました。
しばらくお休みしていた「会社の近況」も再開します。
またご愛読いただければ幸いです。

30周年を迎えました

エイティエイトは、2018年8月8日で、30週年を迎えることができました。
社員で、ささやかなお祝いの会食をしました。