お花見

花より団子

 

4月5日(金)、エイティエイト恒例のお花見をしました。穴八幡神社境内の満開の桜を見て、…という予定だったのですが、境内にはちらほら咲き始めたしだれ桜が、1、2本あるばかり。静かな境内を散歩して、早々にお店に入りました。この日はお花見を兼ねた新入社員歓迎会でしたので、新しい仲間を囲んで賑やかで楽しいひと時を過ごしました。

…それにしても、いつも不思議に思うのですが…花は、向日葵とチューリップやバラしか知らないような人でも、桜といえば大騒ぎ。毎年今か今かと開花を心待ちにし、満開の桜に心を弾ませます。そんな落ち着かない心を、在原業平は〝世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし″と詠んでいますね。桜大好きの代表は西行でしょうか。辞世の歌〝願わくば花の下にて春死なんその如月の望月の頃″はあまりにも有名です。そんな西行ですから、人々が花見に群れ来るのが目障りだったらしく、〝花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜のとがにはありける″と嘆いています。満開の桜が華やかで美しいだけに、はらはらと散る姿にも人々は心を動かされるようで、紀友則の〝久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ″には、作者のせつない心騒ぎが感じられるように思います。私などは、良寛さんの辞世の句〝散る桜残る桜も散る桜″にはドキッとさせられますが、ま、それはさておき、〝酒なくてなんでおのれが桜かな″…楽しく飲んで食べて桜を謳歌したいものです。